「契約社員」という選択肢もアリ。 気になる契約社員の給料事情

気になる契約社員の給料事情

東京都産業労働局のデータによると、正社員の平均給料と契約社員の給料を比べた場合、契約社員の給料より正社員の給料の方が高いと公表されている。
ただし、あくまでも平均値のデータのため、すべての業種や会社には当てはまらない。
正社員と契約社員の差がほとんどないという会社も存在する。
東京産業労働局の平成28年度のデータでは、平均年収の高い業種は1位管理的業務、2位専門的・技術的業務、3位販売業務となっている。
1位の管理業務とは、管理職のことを指す。
一般的に契約社員の働き方は比較的責任の少ない仕事を任されることが多く、それはメリットでもデメリットでもあると言える。

契約社員で管理職に就くことは、難易度が高くとても簡単になれるものではない。
ただし、社内での部下への指導や、周りの人たちへのフォローをする姿などが管理業務をする上で適任だと判断された場合には、管理職として働くこともできる。
また、責任のある仕事内容であることや役職が付くことなどから手当なども支給され、給料も高くなりやすい。
難易度の高い高度な資格を有する専門職の場合だと、給料の相場も高くなり、正社員、契約社員に限らずパート・アルバイトなどすべての雇用形態で給料は高い傾向にある。
販売職は契約社員の人数が多く、正社員と業務内容も変わらない会社が数多くあるため、正社員との給料の差があまりない場合があるだろう。
また、販売数に応じてインセンティブがもらえる仕組みを整えた会社もある。
インセンティブは個人の売上に付くものであるので、自分の頑張りで給料を正社員以上にすることも可能である。