勤務先の企業との間に雇用期間を定めて働く社員のことを契約社員と言う。
契約満期となった場合には、双方合意のもとで契約を更新し、雇用契約期間を続けることも可能だ。
しかし、契約更新をしない場合には、労働契約は終了となる。
正社員と契約社員どちらであっても、労働時間数などの社会保険加入条件を満たしている従業員を保険加入させることは、法律で定められている。
そのため、雇用形態に関わらず、労働時間などの条件を満たす場合には、会社側は社会保険に加入させるという義務が発生する。
雇用期間を限定すること以外に、契約社員と正社員の違う部分は、賞与の有無、退職金の有無、福利厚生の手厚さなど正社員と契約社員では異なる場合がある。
ただし、会社によっては雇用期間以外は正社員と変わらない場合もある。
契約社員の働き方を選ぶメリットは、「特定の特異な仕事に専念した働き方を選ぶことができる」「勤務時間を限定できる」「雇用期間が決まっているため転勤がない」「正社員と仕事内容があまり変わらないため正社員と給料の差もそんなに開かない」という点である。
仕事内容や人間関係が自分に合うか働くことに不安がある場合には、期間が定められているため気持ちを楽に働くことができるという点もメリットだ。
契約社員で働くことのデメリットは、雇用期間が満了となるとこちらの意思だけでは契約更新ができないという点や、契約更新後の収入の不安があるため、住宅ローンなどのローン審査が通りにくいという点が挙げられる。